KOU ブログ

子供の時みたいに面白い社会を作りたい

少しずつ分かってきた

もう少し深掘りして留学する理由を書きます。ここまで考えて、どのような気持ちだったのかを思い出せるまでかなりの時間が掛かりました。


小学校までは、本当に自由に楽しく生きていました。野球が大好きでしたそしてかなり得意でした。競合のチーム相手に21のアウトのうちのほとんど三振を取れるぐらい球が速かったです。しかし、何があったのか受験をすることになりました。中学受験ってやつです。野球に参加出来る時間が減っていきました。そして、僕が受かった中学は野球部があったのでそこに行けると思っていました。ですが、何があったのか分かりませんが受かってもいない中学校へ特別合格をしました。特に行きたい中学で無かったのだと思います。入ると男子校でした。初めて知りました。野球部も無かったです。早速ですが、辞めたいと叫んでいました。それでもそんなこと出来るはずがありません。しょうがなくハンドボールに入りました。そこでは、ハンドにハマりました。もう割り切ってました。中学時代は、本当に楽しかったです。やんちゃをして、部活をして、彼女も作っていたと思います。その後、高校1年になりました。そのままハンドを続けるつもりでした。

しかし家族の薦めで1年生の夏前にドイツに留学をすることになりました。帰ってきた時に部活を2ヶ月も休んでいました。諸事情といえ、言い訳なんて出来ません。そして、厳しい男社会だったのでみんなのレベルも圧倒的に上がっていて結構きつかったです。そんな時に、僕はかなり孤独になりました。人と違うことをしたりすることがこんなにいけないことをしたという気分になりました。そして、農業をしている家族がさらに嫌いになりました。もちろん、海外に高校生で行く人なんて僕の周りにいないし、僕は、部活でもリーダーポジションだったので変な罪悪感を感じて部活に入るのを辞めました。先輩が「ホンマに辞めるんか?、もう少し考えたら?」と何度も言われたことを思い出しました。それでも何か申し訳なく、自分が馬鹿なことをしたと思い、自分が弱く感じていたので辞めると決めていました。その後は、訳もわからずに自暴自棄になり自分で坊主にしていた気がします。丁度、時期的には、入部届を出した後でした。

その後2年は、本当に何をしていたのか覚えてないです。友達のレゲエのクラブに足を運んだり、ゲームをしたり、スケボーしたりして社会人野球へ行ったりふらふらしていました。良くある、ちょっと悪い方がかっこいいってやつですねwあとは、ひまな友達とフラフラ難波へ行ったり梅田に行ったりして時間を潰していました。なお、親とまともに進路や大学についても会話したことが無いです。そして、大きな世界を少し見ていたのでさらに遠く感じて適当に過ごしていたと思います。勉強もやり方が分からないし全くしてなかったです。そして、理系文系も家族の意見でいつの間にか理系になっていました。

そこからは、何か自信を無くしました。それまであった変な自信というものが消えていました。出る杭は打たれるから静かに生きようと思いました。自分を押し殺しました。
学校には、絶対行っていた人なので指定校推薦がかなりありました。大阪の有名な私立はありました。しかし、先生に勧められていたのが唯一の農学系の近大だけだったし、東京へ行くと思っていたので正規の受験することにしました。しかし、1番下のクラスだったので偏差値は、40以下がたくさんいました。たぶん自分もそれぐらいだったと思います。入った当時は、60を超えている人たちだけど中高一貫校の現実だと思います。大学へ入ってもあんまり変わらなかったような気がします。とにかく遊んでも一人になると面白くないし、自分の行きたい方向と逆に行っている感覚が入学してすぐから思いました。しかし、お金を出しているのは、親でした。そして、周りに求められている方向に流れているから大丈夫だと言い聞かせて大学を過ごしました。経営者になりたいということは変わらなかったので、農業のスタートアップや、学生団体に、起業スクールに顔を出して、将来は、農業に貢献したいとか堂々と大人数の前で言うこともありました。いや、嘘を言っていました。だって農業の大学に行って、家族が経営をしていて、高校生の時に農業の研修へ海外へ行っているとなるとみんなそれを目指していると思うだろうし、それしか言えなかったです。とにかくそう思い込もうとしていました。

そして、やっと気がついたのは、自信を失ってしまっている、自分が描く方向に進んでないという何重にも重なって自分が本当に辛かったのだと思います。家族も味方じゃないし、友達の前で弱音を吐かないのが積もりに積もっていたから自分を見失ったんだと感じました。そうしているうちに大学を卒業していました。

だから、一度、本当の自分に戻りたいです。当時、ドイツに帰ってきてこれから頑張ろうとしている自分がめちゃくちゃワクワクしていた。中学生の時に部活を仕切っている時も楽しかったし頑張れた。大学時代に文化祭を運営して利益を上げたり、自分で事業を立ち上げて売上が上がったとき、そして、学生サミットの運営をして海外大学の学生と一緒に企画をしたりすることが本当に面白くて夜も眠れないこともあった。僕は、そういう仲間と何かを企画して運営して結果に残すことが好きなんだと思います。

こんなに遠回りをしたから、家族を恨んだりしたこともかなりありました。小学校の入学から自分の意志を全くもって耳にせずに彼らが良いと判断したものだけを指定してきたのでないのか。そして、何より自分の意思や能力が無いことを1番恨みました。さらに周りの人全てが羨ましかったです。みんな自由で自分で選択して好きなように生きている。それでもやっぱり家族が産んでくれたので感謝したいです。結局、自分の弱さから逃げて始まったことだったと思います。だからこそ、この機会に世界を全部見て経営者になって人を育てて1人1人が輝く社会を作りたいです。自分の意見をしっかりと言えて後悔のない人生を送れる人を増やしたい。そのために留学して自分が誰にも追いつけないぐらい成長しないといけないと思います。